ハチにも色々な種類がある、比較的安全なハチから危険なハチまでまとめて紹介します!

「ハチに刺されると危険」というイメージを持つ人は多くいるでしょう。
しかしハチにも色々な種類があり、それらの中には比較的安全なハチから本当に危険なハチまであります。
危険なハチの中には刺されると命にも関わるほどのものまでいますので、それらの知識をしっかりと持っておくことが重要となってきます。
そこでここではさまざまなハチの種類について紹介していきたいと思います。

スズメバチについて

スズメバチはいくつか日本で生息しているハチの種類の中でももっとも狂暴で、人を集団で襲う習性があるハチです。
攻撃性や毒性も強いので注意が必要です。
ここではそれらの中でも特に危険度の高いスズメバチを紹介していきます。

オオスズメバチ

オオスズメバチはスズメバチの中でも危険度の高いハチです。
アゴが大きく、噛む力も強いという特徴があり、攻撃するときには針を何度も刺してきます。
さらに飛行スピードも時速40kmと速いために人間が逃げるのも困難です。
夏から秋にかけては他のハチとエサをめぐって争うこともあるのでより狂暴となります。
人が刺されると死に至ることもあるので注意が必要です。

キイロスズメバチ

こちらのキイロスズメバチはオオスズメバチの次に危険とされているハチです。
ハチの胴体部分が黄色の毛が生えており、飛行スピードも速いという特徴があります。
このキイロスズメバチは街中で生息することが多いために人間の被害が多いハチとなっています。
もともと攻撃性が強く、刺されると死に至ることがあります。
巣が狭くなってくると引っ越しをする習性があり、帰巣本能も特に強いハチでもあります。
巣に人間が近づいてくると集団で攻撃するということがあるため、巣には近づかないようにしましょう。

モンスズメバチ

こちらは他のスズメバチとは少し違った習性を持っているハチです。
一般的なスズメバチは昼間に活動することが多いために夕方以降になると動きが鈍ってくるのですが、こちらのモンスズメバチは夜間に活動するために駆除する方法も違ってきます。
オオスズメバチやキイロスズメバチほどの攻撃性はないものの、かなり狂暴なハチであることには違いありません。
また、夏場はセミを攻撃する、狩るというだけでなく他の昆虫を攻撃することもあります。

スズメバチの駆除について

スズメバチはここで紹介した特に攻撃性の強い3種類以外にも多くの種類がいます。
ただ、スズメバチの種類を正確に判断するためにはかなりの至近距離まで近づく必要があるため、非常に危険な行為となります。
巣を見る時には防護服を着た上でハチを刺激しないように確認しなければいけません。
しかし基本的にはスズメバチの駆除は素人が行うのは危険行為ですので、専門の駆除業者に依頼するのが安心で安全です。

アシナガバチについて

アシナガバチはスズメバチの次に危険度が高いとされているハチです。
スズメバチと比べると細身で名前の通りに足が長く、比較的おとなしいハチではあるのですが、巣に近づいたりすると集団で攻撃してくることがあります。
アシナガバチは毒性が非常に強く、刺されるとアナフィラキシーショックを起こして死に至ることもあるため危険なハチであることには違いありません。
ここではアシナガバチの中でも特に危険な種類のものを紹介していきます。

キアシナガバチ

こちらのキアシナガバチは日本で見かけるアシナガバチの中でもっとも大きいものとなります。
巣で生息している個体数はそれほど多いわけではないのですが、アシナガバチの中では攻撃性が強い部類に入ります。
キアシナガバチは毒性が強いために刺されると腫れる、痛む、痒くなるということが多く、人間の被害が多くて激しいとされています。

セグロアシナガバチ

こちらもキアシナガバチと並んでアシナガバチの中では大きな種類のハチとなっています。
見た目も色合いや大きさが似ているために違いが判断しにくいこともあります。
巣にいる個体数はそれほど多くないのですが、キアシナガバチと同様に巣に近づいたり刺激したりすると集団で襲い掛かってきます。
刺されてしまうと腫れる、激しく痛むということがあるほど毒性が強いために注意が必要です。

フタモンアシナガバチ

フタモンアシナガバチは上記の2種類ほどの毒性の強さはないものの、家屋周辺で生息することが多いために実際にはもっとも見かけることが多いアシナガバチと言えるかもしれません。
もっとも活動するころになると巣に100匹近い個体数が生息することもあるため、大きな集団となることが多くなっています。
キアシナガバチほどの攻撃性はないものの、巣に近づいたり刺激すると襲ってくることがあります。
また、家屋の軒下などに巣を作ることが多いために家の中に入ってくることもあります。
外に洗濯ものを干している場合などはその干してある服のあいだなどに入り込むことがあるため、気づかないまま取り込んでしまうとその時に刺されることがあります。

コアシナガバチ

こちらはその名前の通りに小さめのアシナガバチです。
大きさもそれほどではなく、巣に生息する個体数も50匹程度とそれほど多くはないのですが他のアシナガバチよりも攻撃性が強いという特徴があります。
巣に近づいたり刺激を与えたりすると集団で襲い掛かってくることがあります。

アシナガバチを駆除するには

アシナガバチの巣はそれほど大きいものではないのですが、スズメバチの巣よりも硬くて頑丈なことが多くなっています。
そのため、簡単には除去できるものではありません。
また、アシナガバチは帰巣本能が強く、一度巣を除去してもまた同じ場所に戻ってきて巣を作るということがあるために徹底的に駆除していくことが重要です。
専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。

ミツバチについて

ミツバチというとハチミツを集めてくれる平和的なイメージのあるハチです。
実際にスズメバチやアシナガバチほどの攻撃性があるわけではありませんが、針に毒がないわけではありません。
むしろ非常に強い毒性を持っているということに注意が必要です。

ミツバチの特徴

ミツバチは攻撃性が低いために人間に養蜂されることも多いハチです。
しかし、刺激されると攻撃をしてくるハチでもあります。
ミツバチの針は一度刺さるとハチの胴体部分から抜けてしまうために針が人間の皮膚に残ることとなります。
そしてこの針はミツバチの体内ともつながっている針でもあるため、針が抜けるとミツバチは死んでしまいます。
このミツバチの針は非常に毒性が強く、さらにこの毒は強いにおいを発するために他のハチを集めるという特徴があります。
もしミツバチに刺されてしまった場合には針をピンセットなどで抜いて、刺された部分を綺麗に洗い流してにおいを消すようにしましょう。

ニホンミツバチ

ニホンミツバチは草花の蜜や花粉を集めて生息しているというミツバチのイメージが強いミツバチです。
毒性は弱く、性格も穏やかなハチではあるのですが、寒い時期に巣にこもっているハチを刺激すると攻撃してくることはあります。

セイヨウミツバチ

こちらは日本で養蜂するためにヨーロッパから輸入されたミツバチです。
性格は穏やかではあるのですが、ニホンミツバチよりは攻撃性が強く、人間が巣箱の移動作業をしている時や農薬を散布したりして刺激すると攻撃してくることはあります。

まとめ
日本でハチというと「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」という3種類が基本となります。
それぞれに危険度は違いますが、どのハチにも毒性があることが多いために基本的には駆除は専門の業者に依頼するようにしましょう。

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