鳩駆除は自分でできる?鳩対策の方法とその効果

鳩駆除は自分でできる?鳩対策の方法とその効果
「最近よく鳩がベランダや家の周りにやってくる」
「鳩のフンに悩まされている」という方も多いのではないでしょうか?

こちらでは、そんな悩みを抱えておられる方に向けて、鳩被害から大切なお住まいを守るために、ご自分でもできる鳩への対策方法やその効果をまとめてみました。
一般的によく実施されている「自分でできる鳩対策」について、効果があるのかどうかご紹介いたします。

鳩駆除は自分でできる?その対策方法

結論から言うとご紹介する対策方法は、中には効果が見られないと報告事例のある方法もありますし、いずれの方法も効果が出るのはあくまでも鳩被害の初期段階時に限ります。
また、鳩は一度棲みついた建物へ強い執着心を持ちますが、その執着度によって対策方法は変わります。
そして、建物の構造によっても対策方法は異なります。

いずれの場合でも、

・鳩の巣、ヒナが存在する
・ハトの糞が掃除してもすぐに新たに糞をされて追いつかない
・一定期間以上棲みつかれている
・見かけるのが一羽ではなく二羽以上の集団

上記に一つでも当てはまる場合は、どの対策方法でも個人での鳩駆除は難しい段階です。
その場合は早めに専門の業者に任せるようにしましょう。

自分でできる鳩駆除・鳩対策

鳩駆除・鳩対策その1 鳩よけネット

鳩駆除、鳩対策でネット検索した際に一番多く紹介され、実際に多くのベランダで一番よく見かける方法が防鳥ネットです。
しかし、正面からの進入には高い効果を発揮しますが、ハトはネットのわずかな隙間からでも侵入しようとしてきます。
鳩の侵入経路を予測して、隙間を作らず完璧にネットを張るには技術と経験が必要となります。

また、お住まいのマンションによっては、外観上の問題で制限される場合もあります。
設置を検討されている場合は、先に管理組合、または管理会社に設置していいのか確認するようにしましょう。

鳩駆除・鳩対策その2 テグス(釣り糸)

テグス(釣り糸で太さ5号程度のもの)を、ベランダの手すりに張ります。
これは鳩の修正を利用したもので、ハトはベランダなどに入り込む場合、一旦手すりに止まり、周囲の安全を確認してから中に入り込みます。
その手すりに止まる際に、鳩の体に張ったテグスが当たるのが鳩にとっては非常に不快に感じるのです。

この方法で鳩がベランダに来なくなった、という報告例は多く見受けられます。
しかし、設置する場所、高さを間違えると効果が無いので設置には注意しましょう。
また、ベランダにはハトが来なくなりますが、建物自体にも寄って来なくなるという訳ではないので、対策と駆除を分けて考えましょう。

鳩駆除・鳩対策その3 スパイク(針山)

プラスチックなどの柔らかい素材でできた、剣山のような形状の鳥よけです。
ものによっては素材が針金で出来たスパイクもあります。
鳩が止まってくつろぐ場所(クーラーの室外機やベランダの手すりなど)を予測して、その場所に設置することで効果を発揮します。

しかし、鳩は一度気に入った場所に対する執着心がとても強い生き物です。
ハトが絶対にここだと決めた場所には、多少の障害など意に介さず再度寄ってきます。
その場合、スパイクを設置したとしても隙間を見つけて居座ったり、場合によってはスパイクの上にわざわざ物を置いて巣を作ってしまうこともあります。
スパイクを設置する時にはプラスチック製ではなく金属製のものを選び、隙間なく設置して鳩がどうしても止まることができない環境作りを心がけましょう。

鳩駆除・鳩対策その4 忌避剤

忌避剤とは、鳩が嫌がる味や臭いの成分が入った薬品で、スプレータイプ・固形タイプ・ジェルタイプと様々なタイプのものがあります。
鳩がとまりやすい場所、ハトが止まると困る場所にスプレータイプであれば散布、固形タイプ・ジェルタイプであれば設置しておくと鳩を退避させることができます。

いずれのタイプでも設置が簡単な鳩対策グッズですが、ハトの巣がある・棲みついている・集団で行動している、といった場合には効果がありません。
鳩は自分が気に入った場所に対しては強い執着心を持つため、その段階まで進んでしまっていると忌避剤だけで撃退するのは困難です。

そうなる前の、ハトを見かけるようになった初期段階で使用を開始しましょう。
また、スプレータイプは効果期間が短いのでこまめに使用しましょう。

鳩駆除・鳩対策その5 CD

鳩除けにCDをつるしてあるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?
CDや反射テープなど、キラキラと光るものをつるすと鳥よけになるというのは、割とよく聞く話ですよね。
これは「鳥は光がキラキラと反射するのを嫌がる」という説に基づいているようです。

確かに、CDなどのキラキラと反射するものをつるすと、鳩が嫌がって近寄らなくなるという事例はあります。
しかし、それはあくまで一時的なもので、それが光る以外に特に害がなく安全であるとわかってしまうと、ハトは再び近寄ってきます。
特に、その場所を鳩が気に入っていて、何度も来ているような場合には、光の反射程度では防ぐことはできません。

また、鳩除けにCDを庭先や軒先に吊るした結果、ご近所からまぶしいというクレームが来たような事例もあります。
ハト駆除への実際的な効果やご近隣トラブルの可能性を考慮した場合、CDやキラキラしたものを吊るす方法は避けた方が賢明です。

鳩駆除・鳩対策その6 磁石

ハトに限らず、鳥類は方角を知るために地球の磁場を利用しているので、強力な磁場に入り込むと方向が感知できなくなるため、強い磁場へは近付かないと言う習性があるようです。
そのため磁石を紐で吊してやり、風などでできるだけ揺れる状態にあると鳩除けになるということがいわれています。

しかし、実際には鳩は方角を知るために太陽の方向を利用しており、太陽の方向が感知できない時に地磁気を利用しています。
そのため、小さな磁石を置いたとしても大した効果は期待できません。

また、鳩は食べ物を探したりベランダに停まったりする際には、自分の視覚情報を頼りにしています。
さらによく飛来するような慣れた場所では位置情報に困ることもないでしょう。
以上のことから、小さな磁石を鳩除けに設置しても効果はないと言えます。

鳩駆除・鳩対策その7 超音波装置

鳥が聞くことができる音の周波数範囲(可聴域)は、われわれ人間よりも狭く、ほとんどの鳥は10キロヘルツ以上の音を聞くことはできません。
したがって、超音波を利用した防鳥機器はありえません。

まとめ

以上、鳩被害に悩んでいる方に向けて、自分でできる対策方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

忌避剤やネット、防鳥グッズなど、確かに一定の効果を発揮するケースもあります。
しかし、これらの対策はあくまで「一時しのぎ」に過ぎず、鳩の執着心や環境の変化によってすぐに元通りになってしまうことも少なくありません。

特に以下のようなケースでは、個人での対応は非常に困難です。

  • 鳩がすでに棲みついてしまっている

  • 糞害が深刻で、衛生面に悪影響が出ている

  • 巣や雛が確認できる

  • 毎日のように複数の鳩が現れる

  • 対策をしてもすぐに戻ってくる

こうした場合は、無理に自力で解決しようとせず、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
鳩の駆除には法的な制限もあり、誤った対処はトラブルの元になることも考えられます。

そこでおすすめなのが、害虫・害獣対策の専門業者を紹介するポータルサイト「一網打尽」です。
経験豊富で信頼できる業者のみを掲載しており、お住まいの地域や被害の状況に応じて最適な業者をご案内します。

本格的な被害になる前に、プロの力で安心・安全な生活環境を取り戻しましょう。
鳩被害でお困りの方は、ぜひ「一網打尽」をご活用ください。

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