鳩の巣・卵は勝手に撤去できない?法律と申請方法・安全な手順を解説

ベランダや換気口に鳩の巣ができているのを発見して、「すぐに取り除きたい」と思うのは自然な気持ちです。でも、実は鳩は法律によって保護されている鳥であり、状況によっては巣を無許可で撤去することが違法になるケースがあります。特に卵やヒナがある場合は、対処を誤ると法律違反になる可能性もあるため、正しい知識を持って行動することが大切です。

この記事では、鳩の巣撤去に関わる法律の内容から、卵・ヒナがある場合の対処方法、自治体への申請の進め方、合法的な撤去の手順、業者に依頼する場合の流れと費用の目安まで、順を追って解説していきます。「どこから手をつければいいかわからない」という方も、まずここで全体の流れを把握してみてください。

鳩の巣を勝手に撤去したら違法になる?

「自分の家のベランダに作られた巣なのに、なぜ勝手に撤去できないの?」と思われる方も多いでしょう。実は、鳩の巣の撤去には法律上の制約があります。まずはその根拠となる法律を正しく理解しておきましょう。

鳥獣保護管理法が鳩の撤去を制限している理由

鳩は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)によって保護されている鳥です。この法律は、野生動物の生態系を守るために国が定めたもので、鳩もその保護対象に含まれています。

この法律のもとでは、鳩を捕獲したり、卵を採取したり、巣を壊したりすることは原則として禁止されています。特に卵やヒナが存在する巣を撤去する行為は「捕獲・採取」に相当するとみなされるケースがあり、無許可で行うと法律違反になる可能性があります。

違反した場合の罰則は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金と定められており、決して軽い問題ではありません。

「自分の家のことだから関係ない」と思いたくなる気持ちはわかりますが、鳩が保護対象の野生動物である以上、所有する敷地内であっても法律の制約が及ぶのです。

卵・ヒナがない巣なら撤去できる条件

一方で、卵もヒナも存在しない「空き巣」の状態であれば、多くの場合は撤去が可能です。ただし、「空き巣かどうか」の判断が重要で、安全な距離から慎重に確認する必要があります。

注意したいのは、見た目では卵が確認しにくい場合があること、そして巣がある場所に鳩が頻繁に出入りしている場合は産卵・抱卵中である可能性が高い点です。

また、自治体によって判断の基準や対応が異なることがあります。「空き巣だと思って撤去したが、実は卵があった」というトラブルを避けるためにも、判断に迷う場合は自治体に事前確認することをおすすめします。

卵やヒナがある巣を見つけたら、どうすればいい?

巣の中に卵やヒナがいることがわかったとき、焦って手を出してしまうのが最も危険な行動です。この状況でまず何をすべきか、正しい手順を確認しておきましょう。

まず現状確認。卵・ヒナの有無と巣の状態を把握する

最初にやるべきことは、安全な距離から現状を落ち着いて確認することです。双眼鏡やスマートフォンのズーム機能を使って、巣の中の様子を観察してみてください。

このとき、絶対にやってはいけないのが巣に直接触れること・動かそうとすることです。親鳩が近くにいる場合は攻撃されるリスクがありますし、卵やヒナを刺激することで親鳩が巣を放棄してしまうケースもあります。

「早く何とかしたい」という気持ちは十分わかりますが、この段階では観察だけにとどめ、次のステップに進むことが重要です。

自治体への相談が最初のステップ

卵やヒナがある場合の最初の行動は、地元の自治体(市区町村の環境課・生活環境課など)または都道府県の自然環境担当部署への相談です。

窓口に連絡する際は、「いつ頃から鳩が来ているか」「巣の場所と状態」「卵・ヒナの有無」「撤去を希望する理由」をまとめておくとスムーズに対応してもらえます。

自治体への相談は難しいことのように感じるかもしれませんが、同様の相談は全国で多く寄せられており、担当者が対処方法や必要な手続きを案内してくれることがほとんどです。まずは問い合わせてみることが、正しい解決への近道になります。

孵化・巣立ちを待つという選択肢

自治体への相談を経ても「すぐには撤去できない」という結論になる場合、現実的な選択肢のひとつが卵が孵化し、ヒナが巣立つのを待つことです。

鳩の卵が孵化するまでの期間は約17〜19日、ヒナが巣立つまではさらに約3〜4週間かかります。つまり、産卵から巣立ちまでおおよそ1〜2か月の待機期間が生じることになります。

待機している間にできることもあります。巣の周囲を必要以上に刺激しないよう生活動線を調整すること、巣立ち後にすぐ対処できるよう清掃道具や防鳥グッズを準備しておくこと、そして再び巣を作られないための忌避対策の計画を立てておくことが、待機期間を有効に使う方法です。

自治体への申請はどうやって進める?

卵やヒナがある状態での巣の撤去には、場合によっては自治体への申請が必要になります。「申請なんて難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、手順を知っておけばそれほど複雑なものではありません。

許可申請が必要なケースと不要なケース

鳥獣保護管理法に基づく「鳥獣捕獲等許可」の申請が必要になるのは、主に卵やヒナがある巣を撤去したい場合です。卵やヒナへの直接的な影響が生じる可能性があるため、行政の許可が必要となります。

一方で、空き巣の撤去・成鳥の追い払い・侵入防止施工(防鳥ネットの設置など)は、一般的に許可申請が不要なケースが多いです。ただし、自治体によって解釈や対応が異なる場合があるため、迷う場合は事前に確認しておくことをおすすめします。

申請窓口と必要書類の基本

申請先は基本的に都道府県の自然環境担当部署(環境局・農林水産部など、都道府県によって名称が異なります)です。市区町村が窓口になっているケースもあるため、まずは最寄りの市区町村役場に問い合わせてみるのが確実です。

申請に必要な情報としては、鳩が居着いている場所の詳細・巣の状況(写真があると望ましい)・撤去を希望する理由・申請者の氏名と連絡先などが求められることが多いです。

申請から許可が下りるまでの期間は自治体によって異なりますが、一般的に数日〜数週間程度かかることがあります。急ぐ場合は、その旨を申請時に伝えておくと対応が早まることもあります。

申請が通りやすい「撤去理由」の書き方のポイント

申請を行う際、撤去理由の書き方が許可の判断に影響することがあります。行政が許可を出しやすい理由としては、「衛生上の問題(フンによる感染症リスク)」「建物への物理的ダメージ(腐食・劣化)」「日常生活への支障(悪臭・騒音)」「安全上のリスク(鳥ダニの発生・転落の危険)」などが挙げられます。

曖昧な表現よりも、具体的な状況と生活への影響を明記することが、許可取得のポイントです。「困っているから撤去したい」ではなく、「フンによる衛生被害と鳥ダニの発生が確認されており、居住者の健康に影響が出ている」のように具体的に記載しましょう。

なお、専門の害鳥駆除業者に依頼した場合、申請書類の作成・提出を代行してもらえるケースもあります。手続きに不安がある方は、業者への相談と合わせて検討してみてください。

合法的な撤去はどんな手順で進める?

許可が下りた場合、または空き巣として撤去できる状況になった場合、いよいよ実際の作業に入ります。手順を正しく守ることが、安全で確実な撤去の大前提です。「とりあえず取り除けばいい」という感覚で進めると、健康リスクや再発につながる可能性があるため、ひとつひとつのステップを丁寧に確認しながら進めましょう。

撤去前に必ず確認すること

作業を始める前に確認しておくべき事項がいくつかあります。これらを省略してしまうと、作業中の事故や法律上のトラブル、健康被害につながるリスクがあります。

卵・ヒナの有無を直前に再確認する

許可を得た後であっても、作業直前に改めて卵・ヒナの有無を確認することが必要です。許可申請から日数が経過している場合、その間に産卵されていたり、ヒナが孵化していたりする可能性があります。

確認は安全な距離から双眼鏡やスマートフォンのズーム機能を使って行いましょう。巣に近づいて直接のぞき込むことは、親鳩の攻撃を受けるリスクや、親鳩が巣を放棄するリスクがあるため避けてください。

状況が変わっていた場合は、再度自治体に相談することが必要になります。「許可を得たから問題ない」と思い込まず、必ず直前確認を行うことを習慣にしてください。

防護装備を確実に準備・着用する

鳩の巣の周辺には、鳥ダニ・乾燥フンに含まれる病原菌(クリプトコッカスやオウム病クラミジアなど)・真菌が存在する可能性があります。これらは健康な方でも感染リスクがあり、免疫力が低下している方や高齢者にとっては特に注意が必要です。

最低限用意すべき防護装備は以下の通りです。N95規格のマスク(一般的な不織布マスク1枚では粒子を十分にカットできません)、使い捨てのニトリル手袋またはゴム手袋密閉性の高いゴーグル長袖・長ズボンの作業着と使い捨てレインコートが基本セットです。

作業後は、手袋やレインコートの外側に触れないよう裏返しながら脱ぎ、そのままビニール袋に入れて廃棄してください。防護装備の着脱を丁寧に行うことが、作業後の二次汚染を防ぐうえで重要です。

マンション・集合住宅では事前に管理組合への連絡を

マンションや集合住宅での作業前には、管理規約の確認と管理組合への事前連絡が必要です。巣の撤去作業は共用部分(外壁・屋根・ベランダの外側部分など)に関わることがあり、管理組合の許可なく作業を行うと規約違反になるケースがあります。

また、高所での作業が必要な場合は、個人での対処は非常に危険です。脚立や椅子を使った不安定な状態での作業は転落リスクが高く、専門の足場や昇降機材が必要になることもあります。高所での撤去が想定される場合は、最初から専門業者への依頼を検討することを強くおすすめします。


巣の撤去と清掃・消毒の手順

準備が整ったら、撤去・清掃・消毒の順で作業を進めます。それぞれの工程に意味があり、順番を守ることが安全で確実な処置につながります。

1

巣をビニール袋で覆いながら取り外す

大きめのビニール袋を巣全体にかぶせるようにして包みながら取り外す方法が基本です。巣を直接つかんで引き剥がすと、鳥ダニや羽毛・乾燥フンの粉末が周囲に飛散するリスクがあります。袋で覆うことで、これらを閉じ込めたまま取り外すことができます。

取り外した巣はそのまま袋の口を縛って密封し、別のビニール袋に二重に包んでから廃棄してください。燃えるゴミとして処分できますが、自治体によってルールが異なる場合があるため、不明な場合は確認しておきましょう。

2

周辺のフン・羽毛を湿らせてから拭き取る

乾燥した状態のフンを払ったり掃いたりしないことが最重要です。粉末状になった病原体が空気中に舞い上がり、吸い込むリスクが高まります。霧吹きや濡れ雑巾でフンや羽毛をしっかり湿らせてから拭き取るのが正しい手順です。

ヘラや割り箸で固着したフンをやさしく浮かせながら除去し、取り除いたものはすぐにビニール袋に密封してください。

広範囲の汚染に高圧洗浄機を使う場合は、集合住宅では水しぶきが隣室・下階に飛散するリスクがあります。時間帯・水圧・方向への配慮が必要で、管理規約で禁止されているケースもあるため事前に確認してください。

3

消毒・鳥ダニ処置を丁寧に行う

消毒用アルコール(70〜80%濃度のエタノール)または次亜塩素酸水をスプレーして表面全体に行き渡らせます。目に見えない病原菌や細菌を除去するために欠かせない工程です。

鳥ダニが発生している場合は、消毒と合わせてダニ用の殺虫スプレーを使用することも有効です。鳥ダニは宿主(鳩)がいなくなると人を刺すようになるため、巣の撤去後こそダニへの対処を忘れないようにしてください。

4

使用した道具・着衣を廃棄・処理する

使用した雑巾・手袋・マスクはすべてビニール袋に密封して廃棄します。ブラシやバケツを再利用する場合は消毒用アルコールで十分に処置してから保管し、作業後は石鹸で手をしっかり洗い、うがいも行ってください。

撤去後の再巣作り防止措置

撤去が完了しても、鳩対策はそこで終わりではありません。鳩には帰巣本能(一度住み着いた場所に戻ろうとする強い習性)があり、においや記憶をたどって同じ場所に戻ってくる可能性が高いのです。「撤去して終わり」にしてしまうと、数週間後には同じ状況が繰り返されることになります。

消臭・消毒で「戻りたい理由」をなくす

再定着を防ぐための第一歩は、フンの痕跡と臭いを徹底的に除去することです。においが残っていると、鳩にとって「ここは安全で快適な場所だ」というサインになり、同じ鳩だけでなく別の鳩まで引き寄せてしまいます。
消臭には、一般的な消臭スプレーよりも酵素系消臭剤(タンパク質を分解する酵素を含む製品)が効果的です。尿酸やタンパク質由来の臭いの根本にアプローチできるため、においの再発も防ぎやすくなります。コンクリートや木材など素材に染み込んでいる場合は、乾燥後に複数回繰り返し処置することが有効です。

防鳥グッズで物理的に侵入を防ぐ

消臭・消毒の完了後、最後の仕上げとして防鳥グッズを設置して物理的な再侵入を防ぐことが再発防止の鍵になります。においを除去しただけでは、鳩が「ここはとまれる場所かどうか」を試しに来ることがあります。物理的な障壁を設けることで、そもそも近づけない環境を作ることが大切です。
代表的な3つのグッズの特性と使い方を確認しておきましょう。

防鳥スパイク|とまれる場所をなくす基本の対策

防鳥スパイクは、剣山のような突起が並んだプラスチックまたはステンレス製のグッズです。鳩がとまろうとしても足場を確保できなくなるため、ベランダの手すり・エアコン室外機の上・フェンスの天端・窓枠の縁など、鳩が好んで降り立つ場所に設置します。

ホームセンターや通販で比較的安価に入手でき、両面テープやネジで固定するタイプが一般的です。屋外での使用に耐える素材を選ぶことと、スパイクとスパイクの間に隙間が生じないよう端から端まで隙間なく設置することが効果を出すためのポイントです。わずかな隙間でもそこに降り立たれてしまうため、設置後は隙間がないか必ず確認してください。

定期的なメンテナンスも必要です。強風や経年劣化によって固定が緩んだり、突起が折れたりすることがあるため、月に一度は状態を確認し、異常があれば早めに補修しましょう。

防鳥ネット|最も確実な侵入遮断手段

防鳥ネットは、ベランダ全体を囲むように張ることで鳩の侵入経路を完全に遮断する、最も確実性の高い対策です。スパイクが「とまりにくくする」グッズであるのに対し、防鳥ネットは「そもそも空間に入れない」という根本的な解決を目指すものです。

素材はポリエチレン製が一般的で、網目の細かさや強度によって価格が変わります。設置の際に最も重要なのが、ネットの端や四隅に隙間を作らないことです。少しでも隙間があればそこから侵入されてしまうため、フックやクリップでしっかりと固定し、全周に渡って密閉することが効果の決め手になります。

ただし、集合住宅では注意が必要です。管理規約で設置が制限されているケースがあり、無許可での取り付けは規約違反になる可能性があります。設置前に必ず管理規約を確認し、許可が必要な場合は管理組合へ事前相談を行ってから進めてください。

高所や広範囲への設置は個人では難しいケースもあります。設置の精度が効果に直結するグッズであるため、確実に対処したい場合は専門業者への依頼も選択肢に入れると良いでしょう。

光反射テープ|補助的な手段として組み合わせる

光反射テープは、日光や照明を受けてランダムに光を反射させることで鳩に警戒心を抱かせる忌避グッズです。安価で手軽に取り付けられるため、すぐに何か対策を始めたいという場合の入口として活用しやすいグッズです。

ただし、鳩は学習能力が高く、同じ刺激に繰り返しさらされると慣れてしまうという特性があります。設置直後は効果が出ても、数日〜数週間で慣れて効果が薄れるケースが少なくありません。定期的に貼り替えたり、設置場所を変えたりして刺激に変化をつけることが、慣れを防ぐための工夫になります。

光反射テープは「単独で完結する対策」としてではなく、防鳥スパイクや防鳥ネットと組み合わせる補助的な手段として位置づけることが現実的です。複数の対策を組み合わせることで、鳩が「ここには近づきにくい」と感じる環境を総合的に作り上げることができます。

3つのグッズを状況に合わせて組み合わせる

3つの防鳥グッズはそれぞれ得意な役割が異なります。状況に合わせて選び、組み合わせることが長期的な再発防止につながります。
鳩がまだ定着しておらず、ときどきとまる程度であれば、防鳥スパイクと光反射テープの組み合わせから始めるのが現実的です。一方、過去に巣を作られた場所や、定着が進んでいる場合は防鳥ネットによる完全な空間遮断が最も効果的な選択肢になります。

いずれの場合も、消臭・消毒が完了してから設置することが大前提です。においの痕跡が残ったままグッズを設置しても、鳩が「ここに戻りたい」と感じる動機が残り続けてしまいます。消臭→消毒→防鳥グッズの設置という順番を守ることが、再発防止の基本の流れです。

自分で対処するのが難しい場合、業者に頼むとどうなる?

法的手続きの確認・撤去作業・消毒・再発防止と、やるべきことは多岐にわたります。「全部自分でやるのは不安」「法律のことがよくわからない」という方には、専門業者への依頼が現実的で確実な選択肢です。ここでは、業者に依頼した場合の対応範囲・選び方・費用感を整理しておきます。

業者に依頼できる対応範囲

鳩・害鳥対策を専門とする業者に依頼した場合、個人では難しい対応を一括して任せることができます。どこまで対応してもらえるのかを事前に把握しておくと、依頼の判断がしやすくなります。

申請書類の作成・提出代行

卵やヒナがある巣の撤去には、自治体への申請が必要になるケースがあります。申請書類の書き方や提出先の確認は、初めての方にとってハードルが高いものです。

専門業者の多くは、申請書類の作成から自治体への提出代行まで対応しており、法的な手続きをスムーズに進めてもらえます。鳥獣保護管理法への対応経験がある業者であれば、許可が通りやすい申請理由の書き方や、窓口とのやり取りのコツも熟知しています。「書類の書き方がわからない」「どこに提出すればいいかわからない」という方にとって、この対応だけでも業者に依頼する大きな理由になります。

巣の除去・消毒・鳥ダニ対策

巣の撤去作業は、適切な防護装備と正しい手順を踏まなければ、健康リスクを伴う危険な作業です。専門業者は業務用の防護装備を備えており、巣の安全な除去・周辺の清掃・消毒・鳥ダニへの殺虫処置まで一連の流れを確実に対応します。

高所に巣がある場合も、専門の足場や昇降機材を使って安全に作業できるのが業者に依頼する大きな強みです。個人が脚立などで無理に高所作業を行うと、転落リスクが生じます。安全面の観点からも、高所での作業は迷わず業者に任せることをおすすめします。

▼一網打人の登録業者が行なった施工実績


防鳥施工による再発防止

駆除・消毒が完了した後の再発防止施工まで、ワンストップで対応してもらえるのも専門業者に依頼するメリットのひとつです。建物の構造や被害の状況に合わせた防鳥ネット・スパイク・ワイヤーなどの設置を、設置精度が高い状態で施工してもらえます。

市販グッズを自分で設置する場合と比べて、隙間なく確実に設置できるため再発防止効果が高くなります。また、施工後の保証が付いている業者であれば、万が一再発した場合にも対応してもらえるため、長期的な安心につながります。

業者を選ぶときのチェックポイント

業者への依頼を検討するとき、「どこに頼めばいいかわからない」という方も多いでしょう。次の3つのポイントを基準に選ぶと、信頼できる業者を見つけやすくなります。

申請代行の実績と法律への対応知識

まず確認したいのが、鳥獣保護管理法への対応経験と申請代行の実績があるかどうかです。鳩の巣撤去は一般的な害虫駆除とは異なり、法律の知識が求められる場面があります。

問い合わせの段階で「申請代行に対応していますか」「鳥獣保護管理法に基づいた対応経験はありますか」と一言確認するだけで、業者の専門性を測ることができます。明確に答えられない業者は、経験が浅い可能性があります。

見積もりの透明性と追加料金の有無

次に確認したいのが、見積もりの内訳が明確かどうかです。「一式〇〇円」とまとめられた見積もりは、何にいくらかかるのかが不透明です。除去・消毒・申請代行・防鳥施工それぞれの費用が項目ごとに明示されているかを確認しましょう。

また、追加料金が発生する条件についても事前に確認しておくことが重要です。「作業してみたら追加費用が発生した」というトラブルを防ぐために、「想定外の状況が出た場合はどう対応しますか」と聞いておくと安心です。

施工後の保証内容と再発時の対応

そして忘れずに確認したいのが、施工後の保証期間と再発時の対応方針です。鳩の再定着は完全にゼロにはできないため、万が一再発した際に追加費用なしで対応してもらえるかどうかが、業者選びの重要な判断基準になります。

保証があっても、対応できる範囲や期間が業者によって異なります。「保証期間は何か月ですか」「再発した場合の対応範囲はどこまでですか」を具体的に確認したうえで、納得してから契約に進みましょう。
一網打人では、こうした鳩・害鳥対策に対応した地域の実績ある優良業者を効率よく探すことができます。

費用の目安と依頼の流れ

「費用感がわからないと相談しにくい」という方のために、一般的な流れと費用の目安を整理しておきます。

依頼から施工・アフターフォローまでの流れ

業者への依頼は、おおよそ次の流れで進みます。

1

問い合わせ・現地調査

業者が現地を確認して被害の状況・巣の場所・申請の必要性などを把握します。この段階で疑問点や不安なことは遠慮なく伝えておきましょう。

2

申請代行(必要な場合)・見積もりの提示

許可申請が必要な場合は書類作成・提出を代行してもらい、並行して作業内容と費用の見積もりが提示されます。納得したうえで合意に進むのが基本です。

3

施工(除去・消毒・防鳥工事)

合意後、施工に入ります。巣の除去・消毒・殺虫処置・防鳥施工を一連の流れで行います。作業中に新たな問題が発見された場合は、都度報告と相談が行われることが多いです。

4

施工後の確認・アフターフォロー

施工完了後は効果の確認と仕上がりのチェックが行われます。保証期間内の再発対応についても、この段階で内容を改めて確認しておくと安心です。

費用の目安と見積もりで確認すべきポイント

費用は建物の規模・被害の状況・作業の難易度・申請代行の有無によって大きく異なります。一般的な目安として、巣の除去と消毒のみであれば数万円程度から、防鳥ネットなどの防鳥施工を含む場合は十数万円以上になるケースもあります。

見積もり時に必ず確認しておきたいのは、費用の内訳・追加料金の発生条件・申請代行費用の有無・保証期間と再発対応の範囲の4点です。

費用の安さだけで選ぶと、施工が不十分で再発するケースもあります。複数の業者から見積もりを取り、内容・保証・実績をあわせて比較したうえで依頼先を決めることが、長期的に見た最善の選択です。

鳩が戻ってこないようにするために

合法的に撤去を済ませたとしても、対策が不十分だと鳩は戻ってきます。撤去後の再発防止こそが、長期的な解決への鍵です。

鳩が同じ場所に戻る理由と対策

鳩が一度住み着いた場所に戻ってくる最大の理由は、帰巣本能とフン・羽毛のにおいによる誘引です。においの痕跡が残っていると、「ここは安全な場所だ」というサインとして機能し、同じ鳩だけでなく別の鳩も引き寄せてしまいます。

そのため、再発防止の基本は「徹底的な消臭・消毒」と「物理的な侵入防止」の組み合わせです。どちらか一方だけでは不十分で、この2つをセットで実施することが長期的な解決につながります。

定期的な見回りと早期対処が長期的コストを下げる

再発防止グッズを設置した後も、定期的な目視確認を続けることが大切です。防鳥スパイクやネットは、経年劣化・強風・物の接触などで固定が緩んだり破損したりすることがあります。

また、鳩が「また来た」という早い段階で気づくことができれば、巣が形成される前に追い払える可能性が高くなります。巣になってからの対処より、とまり始めた段階での対処のほうが、コストも手間も大幅に少なくて済むというのが実情です。

週に一度でもベランダや換気口まわりを確認する習慣をつけておくだけで、被害の拡大を防ぐことができます。

まとめ

鳩の巣・卵の撤去には、鳥獣保護管理法という法律が深く関わっています。卵やヒナがある状態での無許可撤去は法律違反になる可能性があるため、まず自治体への相談と確認が欠かせません。

空き巣であれば多くの場合は撤去可能ですが、判断に迷う場合は事前確認が安心です。卵やヒナがある場合は、自治体への申請または孵化・巣立ちを待つという選択肢を検討しましょう。撤去後は消臭・消毒と防鳥対策をセットで行うことで、再定着を防ぐことができます。

法的手続きも含めて「自分では難しい」と感じた場合は、申請代行から施工まで対応できる専門業者への相談が最も確実な解決策です。一網打人では、鳩・害鳥対策に対応した全国の優良業者を検索できます。「どこに頼めばいいかわからない」という段階でも、まず相談してみてください。正しい知識と適切な対処で、鳩の被害を根本から解決していきましょう。

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